ライフログの心拍数の活用

一部のライフログ取得デバイスでは、心拍数を取得することができます。

心拍数は、今まではスポーツでの効果的なトレーニングのため、時計と腕の脈拍数で調べたり、心拍数計をつけたバンドを胸に巻いたりした計測や、医療用途として、血圧計や心電図納戸により計測してきました。

いずれの方法も、日常的な心拍数を調べることは困難です。

したがって、一般的な人の健康管理に使われてきていませんでしが、ここにきて、腕に巻くことで常時心拍数を測ることができるデバイスが現れ、日常手に心拍数が管理できるようになりました。

目次

心拍数とは?

そもそも心拍数とはなんでしょうか。

Wikipediaによれば、心拍数(しんぱくすう、英語 heart rate)とは、一定の時間内に心臓が拍動する回数をいいます。

通常は1分間の拍動の数(bpm、beats per minute)をいいます。また、心臓が血液を送り出す際には、動脈に拍動が生じるので、この回数を脈拍数(みゃくはくすう)あるいは単に脈拍といいます。

適切な心拍数

安静時心拍数(安静にしているときの心拍数)は、人間の場合、男性で60~70程度、女性で65~75程度となっています。

また、最大心拍数(拍動が最も速くなった場合の限界値的な心拍数)は、年齢が高くなるほど下がる傾向があり、一般的に成人では「220-年齢数」程度、高齢者や低体力者では「215-年齢数」であるといわれています。

これらの数値を利用したり組み合わせたりすることで、効果的なスポーツトレーニングをすることが可能です。

一般人は心拍数をどう利用するといいのか

健康状態の管理

心拍数で言われていることは、スポーツ選手の安静時の脈拍数がとても引くことがよく言われます。

これは、スポーツによって末梢の筋肉などでの酸素の取り込み能力が高くなり、少しの血液の流れ出も十分酸素を行き渡らせる事が出来る様になるためだといわれています。

一般の方の脈拍数が低い場合は、心臓疾患の可能性もあります。

運動不足の方は心拍数が高いと言われていることから、心拍数を下げるためには、日常的に運動すべきだということになります。

まずは、健康を維持するために、脈拍数を60〜80程度にするように、運動を頻繁にする必要があります。

疲れの察知

体が疲れていると、安静時の脈拍は、平時より5程度上がると言われています。

つまり、安静時の脈拍数を取得することにより、その日の体調がどうであるかを把握することができます。

疲れていると分かった時は、ストレッチをしたりして、体をリラックスさせると良いでしょう。

特定疾患の診断を受ける目安

脈拍は、主に心臓の働きに左右されるため、異常があるときは心筋梗塞、狭心症、心房細動、心筋症、心筋炎や心臓弁膜症などの心臓の疾患を疑う必要があります。また、貧血、更年期障害、自律神経失調症、バセドウ病などでも脈拍に異常が生じることがあります。

何れにしても、心拍数が標準値と大きく異なる場合は、医師の診断を受ける必要があり、心拍数はそのための目安となります。

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